全国銀行協会から、第2回 「手形・小切手機能の電子化に関する検討会」 資料として、
「⼿形・⼩切⼿機能の電⼦化の検討状況」
が公表されました。
手形や小切手を電子化(手形→でんさい、小切手→振込)することで、
社会全体で削減できる利用者サイドのコストは、約1,100億円と試算されています。
(人件費約400億円、システム約200億円、印紙約970億円、銀行手数料△450億円など)
手形の利用者は延べ50万社強、小切手は同120万社強で、
手形や小切手を使い続けている理由としては、
相手先の希望、業界慣行、相手先がでんさいを知らない、という回答が多いです。
また、企業の規模が小さくなるほど、手形や小切手をやめたいとは思わない、という回答が多くなっています。
金融機関から見た電子化に要する時間は、平均9年~11年とみています。
電子化を進めるには、小規模企業への普及・支援が鍵を握りそうです。