【日経】トーマツ、監査先の債権・債務の残高確認をネットで把握
残高確認を、紙を郵送してやり取りする方法から、ネットで行う方法になるそうです。
残高確認は、会計監査の手続きの1つで、
監査を担当している公認会計士または監査法人が、
企業の貸借対照表に計上されている、売掛金や買掛金などについて、
直接取引先に残高を確認して、正しく計上されているか検証するものです。
現在は、紙の確認書を取引先に郵送し、取引先は、回答を公認会計士または監査法人の事務所に直接郵送しています。
今回、ネットによる残高確認を導入するトーマツでは、
残高確認にかかる時間が9割削減され、その分不正チェックに時間をかけることが狙いのようですが、
企業にとっても業務が効率化されるかと思います。
1回に発送する残高確認の件数は、企業によって100件を超えることもあり、
逆に、取引先が多ければ、それら取引先の残高確認が届いて回答をする件数も多くなります。
今後、他の監査法人や、金融機関に対する残高確認にも広がっていくのでしょうか。