金融庁から、平成28事務年度の金融行政方針が、公表されました。
新しい検査・監督の基本的な考え方として、
「形式から実質へ」、「過去から将来へ」、「部分から全体へ」
というキーワードが掲げられています。この意味は、
- 実質的に良質な金融サービスの提供(ベスト・プラクティス)を重視
- 将来に向けたビジネスモデルの持続可能性等を重視
- 真に重要な問題への対応ができているかを重視
ということです。
その中で、
担保や保証に頼った融資から、将来性をみた融資姿勢への転換を促す、
ということが、具体的に挙げられています。
近年の金融検査では、「なぜ貸すのか」から「なぜ貸さないのか」にシフトしてきていて、
実際に金融機関も対応してきていると思いますが、金融庁はまだまだと見ているようです。
そのため、聞き取り調査することもあるようです。