サッカーJ2の愛媛FCで粉飾決算があったそうです。
報道によれば、昨年8月頃、会計帳簿と現金残高が合わないことを把握し、
調査した結果、赤字を回避する目的で、実際にはない日本サッカー協会からの
遠征関連費の収入を計上していたそうです。
Jリーグでは、2012年からクラブライセンス制度を導入しています。
競技基準、施設基準、法務基準などがありますが、
財務基準では、以下のような定めがあります。
3 期連続で当期純損失を計上した場合、あるいは、債務超過である場合、基準の要件を満たさない。
(Jリーグクラブライセンス運用細則2-5 F.01A3.(2))
また、以下のような定めもあります。
監査法人または公認会計士の監査を受けた年次財務諸表を、Jリーグに提出することを求めています。
(Jリーグクラブライセンス交付規則第37条(4))
つまり、今回の愛媛FCのケースでも、公認会計士の監査を受けていたはずですが・・・。
常務理事のコメントでは、
「我々が見てもこの決算はちょっとおかしかった。中にいる人であれば、普通はすぐに分かるくらいのレベル」
ということですが、何が起きたのでしょうか。