孫への教育資金の一括贈与の制度は、2013年4月から始まりましたが、
2~3年延長し、資金使途を教育資金だけでなく、子育てまで広げることを、
政府は検討しているようです。
一般社団法人信託協会の調査によれば、
2014年3月時点での契約数は67,073件、信託財産設定額は4,476億円に達したそうです。
また、利用者を対象としたアンケートでは、
9割以上が、「教育費に係る負担が軽減された」、「将来の選択肢が広がった」と回答し、
7割が、教育について「考える機会が増えた」「考えるきっかけになった」と回答しています。
祖父母の世代から、子・孫世代への資産移転、及び消費による経済活性化を期待した政府の狙いは、
道半ばということで、延長を検討したのでしょう。
利用者数、利用者の声を見る限り、この制度はうまくいっていると言えそうです。
今後は、使い勝手の良さなど、制度の手直しが期待されます。
制度の詳細は、こちらをご覧下さい。
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孫への教育資金一括贈与【2013年7月18日付ブログ】