【日銀】さくらレポート別冊 「高水準の収益対比で控えめな企業の支出スタンスの背景―中小企業を中心に―」
日銀が、各地域の経済金融情勢に関する調査の結果をまとめました。
この中で、企業が高水準の収益対比でみて、
設備投資など(研究開発投資、M&Aも含む)の前向きな支出に慎重な背景について、
以下の理由を挙げています。
- リ ーマン・ショック等のトラウマ
- 人口減少による中長期的な内需の先細 り懸念
- 中小企業経営者の高齢化と事業承継問題
- 人手不足によるボトルネック
- 機動的なM&A等に 備えた手元資金の積み上げ
- 技術革新の方向性やタイミングを巡る不透明感
- タイムラグ(収益改善に設備投資などが追い付いていない)
このうち、3の事業承継に関しては、国を挙げて今後10年間で集中的に取り組む施策を打ち出しています。
前向きな投資に慎重になった結果ジリ貧になるのを防ぐためにも、専門家や商工会議所などに、
ご相談されるのがよろしいと思います。