最近、「配偶者控除廃止」、「夫婦控除導入」という言葉をよく目にすると思います。
所得税改革に関しては、これだけにとどまらず、数年かけて、抜本的に見直すようです。
全体像は、以下の通りです。
第1弾 女性の社会進出、若年層の子育て支援
第2弾 控除制度を多様な働き方に対応
第3弾 老後の資産形成を支援
第1弾では、夫婦控除の導入の他、基礎控除(現行一律38万円)を、年収別に差を設けたり、
扶養控除や社会保険料控除の見直しも検討されます。
第2弾では、基礎控除を拡大する一方で、サラリーマンが経費部分として控除できる給与所得控除の縮小などが検討されます。
政府は、改正前後で、所得税収がほぼ同じであることを基本に据えていますが、
個々に見ると、得する人、損する人がいると思われ、最終決着までには紆余曲折が予想されます。
今後の議論の行方には注目ですね。