選抜高校野球で、惜しくもベスト8で敗れた静岡高校ですが、
2回戦、準々決勝のアルプススタンドでは、いつもと違う光景がありました。
現役の吹奏楽部の姿はなく、OB・OGが代わりに演奏していました。
現役の吹奏楽部員たちは、彼らの舞台である定期演奏会を控え、残念ながら応援に来られませんでした。
このピンチに、吹奏楽部のOB・OGが全国から駆けつけました。私の同期もいました。
演奏は久しぶり、という声もありましたが、全然違和感なく、素晴らしい演奏でした。
卒業して何年も経ってから、同期が演奏する校歌を歌い、応援するのは感動しますね。
特に2回戦は金曜日でしたので、仕事がある人もいたでしょう。
しかし、アルプスに集まった人たちは、きっと仕事をやりくりして、お客さんや同僚に迷惑かけずに、駆けつけたと思います。
他人のピンチに手を差し伸べられる人は、仕事もできます。
「情けは人のためならず」と言いますが、その気持ちを持ち続けていると好循環になるのでしょう。
もう1つ感動したのは、彼らは一緒になり静岡からバスで駆けつけたことです。
片道7~8時間、夜中出発車中泊は、結構つらかったことでしょう。
新幹線で前日移動し、ホテルでしっかり休養する、という選択肢もあったと思いますが、チームワークを大切にしました。
吹奏楽部のOB・OGの皆さん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
今回はいろいろなことを学びました。
皆さんも、是非仕事の際には、「情けは人のためならず」を頭の片隅において取り組んでみて下さい。
心に余裕が生まれ、うまくいくと思います。