【国税庁】平成25事務年度における相続税の調査の状況について(平成26年11月)
国税庁から、「平成25事務年度における相続税の調査の状況について」が、公表されました。
実地調査件数11,909件のうち、申告漏れ等非違があった件数は、9,809件で、82.4%です。
申告漏れ金額は、1件当たり2,592万円です。
申告漏れの相続財産は、現金・預貯金が1,189億円、土地が412億円などとなっています。
現金・預貯金が多いのは、決して天井裏や床下に現金を隠していたのがバレた、ということばかりではなく、
名義預金が多かったと思われます。
名義預金とは、他人名義であっても、実質的に本人名義とみなされるものです。
例えば、父親が息子に黙って息子名義の口座を開設し預金しているケースでは、名義は息子ですが、
その預金は実質的には父親のものとみなされます。
心当たりのある方は、ご注意下さい。