【財務省・金融庁】「金融・資本市場活性化に向けて重点的に取り組むべき事項(提言)」の公表について
財務省、金融庁から、「「金融・資本市場活性化に向けて重点的に取り組むべき事項(提言)」が公表されました。
以下の4つに分けて、具体的施策が記載されています。
1.企業の競争力の強化、起業の促進による収益力の向上
2.豊富な家計資金と公的年金等が成長マネーに向かう循環の確立
3.アジアの潜在力の発揮、地域全体としての市場機能の向上、我が国との一体的成長、
我が国における金融機能の高度化・決済システムの高度化等の金融インフラ構築
4.人材育成、ビジネス環境の整備
この中で、1つ注目されるのは、
「事業再生手続の円滑化に向けた私的整理の在り方の見直し」です。
再生手法には、裁判所が間に入る「法的整理」と、当事者間だけで行う「私的整理」とがあります。
「私的整理」は、大口債権者である金融機関のみに、債権放棄を要請することで、
仕入先などは巻き込まずに済みますが、現在は、金融機関全員の同意が必要です。
それを多数決で決定できるように見直すことで、早期再建を図り、「私的整理」を使いやすくする狙いがあるようです。
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